マンションの資産価値を上げる大規模修繕工事とは

大規模修繕工事とは、計画的でまとまった修繕工事のことを言います。分譲マンションでは、建物や設備の老朽化による劣化や重大な不具合の発生を防ぐために管理組合主体の長期修繕計画にもとづいた計画修繕工事をするのが一般的です。そのために、管理組合は相当の修繕積立金を入居者に毎月支払いさせることによって工事に備えたお金をプールしてあります。
中でも、工事内容が大規模で高額、長期間に及ぶものを定期的に実施する修繕工事として他の修繕工事とは別の扱いとしています。一定の期間を決めて定期的に外壁の補修工事やこのタイミングでしかできない配管の交換工事などをすることになっています。マンションの管理組合にとって重大な業務になりますから定期的に会議をして内容を決めていくことになります。

修繕と改修の違いはどこにありますか

大規模修繕工事とは具体的には何をするのでしょうか。外壁補修工事、屋上防水工事、鉄部塗装工事、給水管取り換え工事、排水管取り換え工事など普段の修繕工事ではできない経年劣化を防止して少しでも耐用年数を長くもたせる工事のを実施することになります。修繕に加えて、改修を同時に行うことで効率よい工事になります。修繕は、部品の取り換えなど交換して新しくします。改修は、その部品を使いながら塗装したり、磨いたり清掃をすることです。小規模な対応では改修がメインの工事になります。定期的に管理組合が実施する工事は、大規模になるので事前に定期的な会合を開き、対象の修理部分を決めることが必要です。業者の選定も決めなければなりません。必要な工事経費を見積もりをとって概算のかかる費用を決定することが必要になります。

大規模修繕工事を行うメリットとは

定期的な改修計画に改修工事を組み込むことで、さまざまなメリットがあります。入居者にとって最も大きいと思われるポイントは、日々の暮らしを快適にできることです。例えば、各住まい空間の居住性能においては、給排水のシステムの老朽化、電気容量の不足などは普段の生活のなかで必要性が高い項目です。
このような改修工事が定期的に行われれば、将来経年劣化がめだつような時期になると、マンションの相対的な性能や機能低下を防止する役割を果たしてくれます。
加えて、定期的な補修工事と改修がおこなわれることで、所有する不動産の資産価値が高まることは見逃すことができません。新築時は、同じ程度のマンションが、流通価格として補修工事がよく行われている物件のほうが高くなるのは当然のことです。